東京・JR渋谷駅前の世界的な観光スポット「忠犬ハチ公」像の周辺エリアが12月31日午前6時から、白い布や囲いで覆われ「封鎖」された。渋谷区が、年末年始の同駅周辺での安全対策を目的に行ったもので、1月1日午前1時まで続けられる。

ハチ公像に囲いが行われ「封鎖」されるのは、今年10月31日のハロウィーン前後(10月28日朝~11月1日朝)に行われて以来。海外の人にも知られるハチ公像だが、周辺の広場一帯は「12/31~1/1早朝までハチ公広場はご利用できません」と赤文字で書かれた白い幕で完全に覆われた。英語と韓国語でも、注意を促す文言が記された。

渋谷区では31日夜から1月1日にかけて、スクランブル交差点周辺に大勢の人が集まる恐れがあるとして、カウントダウンイベントの中止をすでに発表している。また、今年8月に「迷惑路上飲酒ゼロ」宣言したことに伴い、「渋谷駅周辺地域の安全で安心な環境の確保に関する条例」に基づき、一部エリアでの路上飲酒を、31日午後6時から1月1日午前5時まで禁止する。禁止時間は昨年比で5時間延長された。

通常は午前0時まで行われているスクランブル交差点周辺の大型ビジョンの放映も、31日は午後11時で停止される。

今年はインバウンドの増加で、海外からの観光客を含めて多くの人がこの後、渋谷駅周辺に集まることも予想される。31日午後には、白い布の隙間からハチ公をのぞき込もうとする観光客の姿も確認されたが、大きな混乱はなかった。

区側はこの後、年の変わり目にかけてハロウィーン期間に続き厳戒態勢で臨むことになる。