石川県の馳浩知事は2日昼、自身のX(旧ツイッター)を更新。石川県の能登半島地震の最新被災状況を確認したことを報告した。

馳氏は「今回の地震でお亡くなりになられた皆様に、心からお悔やみ申し上げます。被災された皆様にお見舞い申し上げますとともに、救助救出活動にあたっていただいている皆様に感謝申し上げます」と記述。 「本日早朝から、古賀防災副大臣とともに、消防防災ヘリにより上空から現地の被災状況を確認してきました。具体的な被災状況は、旧富来町から旧門前町への国道249号、そして、輪島市から珠洲市にかけて、広範囲でが土砂崩れや亀裂により道後が寸断、輪島市の市街地では、河井町での大規模な火災、ビル・家屋の倒壊、輪島から珠洲の外浦にかけては、至る所で山が崩壊し、複数の個所で道路がふさがれ、裏山の土砂が家に押し寄せている、珠洲の市街地周辺では、地震の揺れにより多くの木造家屋が倒壊、津波と思われる被害、飯田港で複数の船や車が転覆という、大変な状況であります。時間との勝負でもあり、引き続き、人命救助に全力を挙げてまいります」とつづった。

そして「同時に被害状況の把握と、現地のニーズをしっかりくみとりながら、住居の確保、水道の復旧など、全力であたるよう指示しました。地震発生から1週間程度は、今回の地震の規模と同程度の地震が想定されます。県庁では引き続き、県民の安全・安心の確保に向けて、最大限の対応をしてまいります。県民の皆様、県内在住の皆様もしばらくの間、最大限の警戒をお願いします」と呼びかけた。

能登地方では1日午後4時10分ごろ、最大震度7の強い地震が発生した。馳氏はその直後から「今すぐ避難を!」「デマや誤った情報にも注意を!」などとXを複数回更新。同日夜には、陸上自衛隊に災害派遣を要請したことなども報告していた。