日本将棋連盟会長の羽生善治九段(53)は3日、群馬県高崎市内で行われた「上州将棋祭り2024」が今年の仕事始めとなった。

目玉イベントとして、前会長の佐藤康光九段(54)との「新春記念座談会」を行った。昨年、将棋界では藤井聡太竜王・名人(21)が8大タイトル全制覇。勝ち負けだけでなく、タイトル戦で選んだ昼食やおやつなどを見て楽しむ「観(み)る将」ファンが増えた。「何を食べたかが報じられるとは夢にも思わなかった。隔世の感がある」と語った。さらに「今後、将棋のイベントや催しに参加しながら、旅行を楽しむ『旅将』も増えるのでは。旅のツールとして、将棋が入るのを期待しています」と話していた。