米ハーバード大を首席で卒業したことで知られるバイオリニスト廣津留すみれ(30)は16日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜)に出演し、花巻東(岩手)の佐々木麟太郎内野手(3年)が、米スタンフォード大への進学を決めたことについてコメントした。

ハーバード、スタンフォードともに米国の名門大学。番組MCのフリーアナウンサー羽鳥慎一に「廣津留さんもハーバードですが」と問われた廣津留は「スタンフォードは、すごい自由な校風。学業だけでなく、課外活動を、すごく好きなことをやっているイメージがある」と述べた上で「(佐々木が)なぜ入れるの?というところだと思うが、野球ができるから入れるんでしょ?という人もいるかもしれないが、全くそんなことはない」と明言。スタンフォード大は1学年に約2000人いるとした上で「私の時も、ハーバードには同級生にフェンシングでオリンピックに出ている人、科学雑誌に論文をバンバン載せていたり、ディズニーチャンネルで女優やっていますとか(いう人がいた)。いろんな課外活動をやっている人がいる中で選ばれないといけないので相当大変だし、学業はできて当たり前。まず授業。大学なので勉強しに来ているので、そこをやった上で何ができるかというところ」と、大学の選抜基準に言及。「そこで集まったすばらしい(能力を持つ)高校生たちをふるいにかけて、かつ、この人は学業も大丈夫かなといって合格が出る。相当なプロセスを経て選ばれたと思う」とも指摘。同大学が、佐々木の入学をインスタグラムで発表したことにも「なかなかないこと」と、その異例さに触れた。

ともに金曜コメンテーターを務めるタレント長嶋一茂が、佐々木はメジャー入りを目指しているのではないかとの考えを示すと、廣津留は「アメリカでは(学業と課外活動)両方できて、やっと人間として整っているよねというところがある。メジャーを視野に入れているのなら、その辺も鍛えておきたいなと思ったのでは」とも口にした。