将棋の藤井聡太8冠(竜王・名人・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖=21)が23日午後7時54分からテレビ朝日系で放送された、人気長寿番組「『徹子の部屋』49年目突入SP」で同番組に初めて登場した。

生活のリズムや趣味などについて問われた藤井は、対局のない朝は7時30分に目覚ましをセットするが、気付くと8時30分とか9時に起きることもあると明かした。夕食は午後7時で、午後11時ぐらいに寝るようにするという。「10時間の睡眠はさすがに長いので、8時間ぐらいにします」と苦笑いした。

インドア派でありながら、「乗り鉄」でもある。対局で全国転戦する時に、乗りたい鉄道に乗る。記憶に残っているのは、山梨・小淵沢から長野・小諸まで結ぶJR小海線。「標高の高いところを走る路線で景色もよくて、印象に残っています」とした。好きになった理由について、「明確なキッカケがあったわけではないのですが、家の前に電車が走っており、自然に好きになった気がします」と説明していた。

番組では、竜王戦で訪れて初めて体験した鹿児島・指宿温泉の砂風呂の写真も披露された。砂風呂から飛び出した場面もあったが、「私がギブアップしたところだと思います。汗が出て気持ち良くなるんですけど、熱さと重さが」と振り返っていた。