高知県の新観光キャンペーン「どっぷり高知旅キャンペーン」の開幕記者発表会が28日、高知県庁で行われた。

同キャンペーンは4月1日から4年間、「極上の田舎、高知。」をコンセプトに展開される。定番の人気観光スポットだけでなく、食、自然、歴史・文化など高知県ならではの魅力をどっぷり味わい、その中で生まれる人との交流によって、旅行者も地域も喜ぶ旅を提供するもので、長期滞在やリピート率の向上を目指す。

記者発表会では、浜田省司高知県知事が出席し、知事自らキャンペーンの説明を行った。浜田知事は「高知家家族総動員で、暑苦しいまでのおもてなしを発揮して、観光客の方々を高知のとりこにしていきたい」と話した。

また昨年12月から今年2月中旬まで、市町村や観光協会を対象に観光素材を募集する「オススメどっぷり高知旅コンテスト」が実施され、その結果も発表された。

応募で集まった166素材の中から、弁天座(香南市)での歌舞伎体験、伊尾木洞(安芸市)ガイド、いしはらの里(土佐町)での里山体験など県内7エリアから9つが選ばれ、受賞団体には浜田知事から盾が贈られた。

いしはらの里集落支援員の中町和正さんは「お酒を酌み交わしながら、田舎体験ができる。親戚の家に遊びに行く感覚で楽しんで欲しい」と呼びかけた。