ドラッグストアチェーン国内最大手のウエルシアホールディングスは17日、松本忠久社長(65)が私生活で不適切な行為があり、同日付で辞任したと発表した。

同社は「代表取締役及び取締役の異動(辞任)に関するお知らせ」と題した文書を発表。「当社は、代表取締役社長 松本忠久へ代表取締役社長及び取締役を辞任することを勧告し(4月16日)、その勧告に基づき本人からの辞任届が提出され、これを受理しました」とした。

異動(辞任)の理由としては「私生活において不適正な行為があり弊社の信用を傷つけるものであると判断したため」とし「当社の代表取締役に、このような事態が発生したことは誠に遺憾であり、関係者の皆さまに深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

松本氏の辞任により、代表取締役は、池野隆光代表取締役会長(81)の1人となるとした。「当該取締役辞任後も、法令及び定款に定める取締役の員数を満たしております。当社は、本件を厳粛に受け止め、今後はコンプライアンス体制を一層強化して、再発防止に取り組んでまいります」とした。

ウエルシアホールディングスは、業界2位のツルハホールディングスと27年12月末までに経営統合すると、2月28日に発表したばかりだった。