元自民党衆院議員で実業家の杉村太蔵氏(45)は19日、テレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」(月~金曜午前10時25分)に出演し、石破茂首相が窮地に立たされている新人議員への商品券配布問題に対し、強い批判が出ていることについて「過剰反応ではないか」と私見を述べた。
杉村氏は2005年から2009年まで1期、衆院議員を務めた。MCの大下容子アナウンサーから、国会議員時代に商品券などを受け取った経験があるか問われた杉村氏は「ありますよ」とあっさり認め「靴券とかね、僕もその時、初めてもらった。5万円分だったと思いますが、あとは図書券とか」と振り返り、「僕の場合は4人の総理にお仕えした。小泉(純一郎)総理、安倍(晋三)総理、福田(康夫)総理、麻生(太郎)総理。小泉総理と安倍総理の時には公邸で昼食会があったが、そういうおみやげは一切なかった」と述べ、公邸での会合に出席した際のおみやげ配布は、なかったと回顧した。
その上で「今回の問題で、国民のみなさんにちょっと誤解があると思うのは」と切り出した。
「政治家って、いつ、どんな時でも物を贈ってはいけないしもらってはいけないという印象があるかもしれないが、けしてそうではない。いちばん気をつけないといけないのは、自分の選挙区内の有権者に何か贈ったりすると一発アウトです。買収になる。それから、あなたの政治活動に使ってくださいという寄付を、収支報告書に記載しなかったら、これもだめ」と述べた上で「政治家にも、個人の財産を自由に使うことは当然認められているが、これも、政治活動と私的な活動を判断するのはあくまでも本人だ」と、主張した。
大下アナに「(今回の問題なら)石破総理?」と問われると「そう、石破さん。政治活動か私的活動かというのは、『私』の判断。それは、政治活動の自由があるから。ちょっと、そこが誤解をされているケースがあるのではないか」と持論を展開した。
その上で、石破首相への批判を念頭に置いてか「僕からすると、過剰反応ではないかなというのが正直なところ」とも口にした。
これに対し、同じ水曜コメンテーターを務める弁護士の萩谷麻衣子氏は「これが違法性がない、と断定してしまう石破さんの政治的感覚を疑うものがある」と反論。「違法性がないかというと、私は政治資金規正法に違反するということが、かなり、あるんじゃないかと思う」と弁護士としての見解を示した。
「公邸に国会議員を呼んで、政策の話をしましたという新人議員もいる。それが政治活動ではないのか、というのは、国民が聞いたら納得なんか全然できない」とも述べ、杉村氏とは異なる見解を示した。

