政治ジャーナリスト田崎史郎氏は22日、日本テレビ系「ウェークアップ」(土曜午前8時)に出演し、石破茂首相による新人議員への商品券配布問題について、「政治活動かどうか立証するのは、なかなか難しいのではないか」との見解を示した。
今回の問題をめぐっては、市民団体が14日、政治資金規正法違反容疑の告発状を東京地検特捜部に提出している。石破首相と、新人議員15人が告発対象となっている。
田崎氏は、こうした動きを受け今後、司法の場で商品券配布が「政治活動か否か」について判断が下されるのかと問われ「市民団体が告発し、東京地検特捜部の判断になるんですが、ぼくたちが感情的に政治活動だと見るのと、法律的に政治活動とみなされるかは明らかに別の問題。法律的にこの問題を政治活動と立証するのは、結構難しいのではないか」と指摘した。
「石破さんも商品券を配る前に弁護士と相談して、配って大丈夫か聞いた上でやっている。そういう意味で、これを有罪とかそういうものにするのはなかなか難しいのではないか」とも分析した。
石破首相が「ポケットマネー」で支出したと主張していることに関し、「(私費で出したという)証拠くらい残しておくべきだったのではないか」と問われると、田崎氏は「商品券をその場で買った物を渡したのか、今まで蓄積していたものをとっておいたのかは分からないですよね」と、かわした。
今回の支出については、首相の私費ではなく領収書が必要ない官房機密費を使ったのではないかとの疑惑も出ている。ただ田崎氏は「官房機密費は、使い道を言わないことで成り立っているお金なんです。(仮に使っていたとしても)石破さんが認めることはないだろうし、たぶん官房機密費と立証するのも難しいと思う」と述べた。
田崎氏は、石破首相への退陣要求が自民党内の一部で出ていることについては「この後、石破おろしが強まっていくかようには、私には思えない。よほど支持率が下がれば別ですが」と述べ、「石破おろし」の広がりには否定的な認識を示した。

