立憲民主党の野田佳彦代表は11日午後6時から行われた党首討論で、石破茂首相の物価高対策について「遅すぎるし感度が悪い」とした上で、そのほかの政策についても触れながら「今すぐに何をやるか、決断しない。先送りか無策というのが石破政権の特徴ではないか」と痛烈に批判した。

野田氏は、政権の物価高対策に関して石破首相の説明を聞いた上で「コメについては意欲的に取り組んでいるが、全体として危機感を持たないといけない。現在進行形の物価高にどう対応するのかをおたずねしたかった。全体の物価高の対応は、私は遅すぎると思う。感度が悪い」と指摘。立民が、食料品の消費税率を1年に限りゼロにする消費税減税を訴えていることに触れ「食料品に着目をした物価高対策が必要ではないかと考え、財源も明示をして責任ある減税をやろうとしている」として、石破首相の認識をただした。

これに対し、石破首相は「社会保障の大切の財源である消費税を、今下げていいのか。そうなると社会保障はどうなるのかということを考えていかないといけない」「大切な消費税というものを、そんなに軽々しく扱っていいと、私は思いません」と反論。「消費税を下げる、食料品に限って下げるという方策には、私としては賛同いたしかねます」と述べ、消費税減税についてあらためて否定的な考えを示した。

一方、野田氏は、首相とのやりとりを踏まえ「なんだかんだと言って、批判はされる。消費税についても、物価高対策もガソリン税の暫定税率廃止も、結局先送りではないか」と、痛いところを突いて指摘。「今すぐ何をやるかについては、決断をしない。企業団体献金の廃止もしかり、選択的夫婦別姓もしかりだ。すべて課題は分かっているけど、先送りか無策。これが石破政権の特徴ではないか」と批判した。

これに対し、石破首相は「ああ言えばこう言う、みたいなことは言いたくないが、実際問題、本当に2000円のお米が(店頭に)並ぶようになったではないですか。ガソリンが172円になり、160円台のスタンドも出ているではないですか。政府をあげて、いかにして物価を下げるかということで努力をしてきた」と、野田氏の「無策」指摘に猛反論。「物価は着実に下がります。そして、物価高を上回る賃金上昇のために全力で取り組んでまいります」と、“豪語”してみせた。