ロシア政府がプロバガンダに利用しているとの疑惑があるロシア国営メディア「スプートニク」の日本版公式X(旧ツイッター)アカウントが5日、更新され、参政党の神谷宗幣代表の国会答弁の動画をアップした上で、日本の特定政党や政治家などへの支援を否定した。
同アカウントでは、「参政・神谷氏『政府によるSNS規制は言論統制につながる。やり方気をつけないと大変なことになる』」との見出しで、神谷氏が石破首相と国会で質疑をかわした動画を添付した。動画では、神谷氏が「SNS規制」について質問し、参院選では外国勢力の介入があったとする一部からの指摘があったことも言及。石破首相は「選挙の公正を害する偽情報は、国内からのものであろうが、国外からのものであろうが、問いません」とした上で、法律の適用や改正の検討しているとの回答をした。さらに神谷氏は「わが党は『後ろにロシアがいる』という風に選挙の終盤に言われて、大変大きな迷惑をこうむりました」と一部の偽情報があったと主張。一定のSNS規制の必要性とともに、言論統制につながらない丁寧な議論が必要と訴えた。
「スプートニク」の投稿では、動画に収められたこれらの議論の内容を前提に「(おことわり)スプートニクは、日本における特定の政党や政治家、主義主張を支持・支援することは一切ございません」と告知した。
「スプートニク」は、先月の参院選東京選挙区で当選した参政党さや(本名・塩入清香)参院議員(43)が、選挙時のインタビューに出演。ただ「スプートニク」はロシア政府がプロバガンダに利用している疑惑があるとして、EU(欧州連合)が22年のロシアによるウクライナ侵攻以降、域内での配信を禁止していることなどから、賛否が起きていた。
神谷代表は当時、Xで「候補者のさやさんは本部に確認をしています。そこはガイドライン通り。(候補者はYouTubeを含めて外部のメディアの出演許可をとらねばならないルールにしています。)それを受けた職員がなぜか独断で許可をだしていたのです。その職員にはそんな権限はないのに、許可を出したため、さやさんが出演した形になります」と説明。当該職員に辞職を勧告したことを明らかにしていた。
さや氏も投開票日の番組で、出演については「軽率な行動だったことは間違いない」とした上で、一部で「ロシアのスパイ」と指摘されたことについては完全否定していた。

