石破政権の一員である自民党の鈴木馨祐法相は5日、自身のブログを更新し、党総裁選の前倒しを求める書類を提出する考えを明らかにした。石破政権の閣僚が、総裁選前倒しに賛成する意向を示したのは初めて。

政務三役のうち副大臣や政務官からは次々に前倒し実施を求める議員が出ており、石破茂首相を支えるはずの政権の足元がさらに揺らぐ可能性も出てきた。

鈴木氏は、5日午前に更新したブログに「自民党の臨時総裁選挙の実施、いわゆる総裁選前倒しに関し、来週月曜日9月8日に態度表明を自民党所属の衆議院議員として求められていますが、その場合には、私は党則に基づく臨時総裁選挙の実施を求める書面に署名し提出することといたしました」と明かした。

「先の参議院選挙において、与党が大敗し、衆議院、参議院の両院で過半数を割ることとなりました。様々な課題が山積する中、政治が停滞することは許されません。自民党への信頼回復のためにも党が一致結束してゼロから出直すことが必要です。また、両院で過半数に満たない状況で与党として政策を前に進めることは現実的に極めて困難です。党として連立の枠組みをどうしていくのか、あるいは国民から信任されなかったことを真摯に受け止め下野し野党として出直すのか、こうしたことを真摯に議論する必要があります」とした上で「こうしたことを踏まえれば、今の状況にあっては、総裁選挙を前倒しし、党員の方々にも広く参加いただく総裁選を実施することが最善と判断しました。ご理解いただけますようお願いいたします」と記した。

鈴木氏は昨年11月、衆院選後に発足した第2次石破政権で、それまで法相を務めた牧原秀樹氏の落選を受けて、後任の法相として初入閣した。3日に総裁縁前倒し実施に賛成する意向を明言した麻生太郎・党最高顧問が率いる、麻生派に所属している。