高市早苗首相は27日夕、特別国会閉会を受けて総理官邸で記者会見を開いた。質疑応答で、日本維新の会との連立への評価について問われ、「信頼関係は揺るぎない」と明言した。
記者に、野党からは国会への提出法案について維新との連立政権合意書に基づくものにこだわりすぎたり、政権の都合を優先させているのではないかとの声が出ている、などと指摘を受けると、「皇室典範改正も副首都法も、2月の衆院選で自民党の政権公約で国民のみなさまにお約束したものだ」とした上で、「日本維新の会には、昨年10月、公明党との連立解消に至り苦しい状況にあった自民党と連立を組むという重大な決断をしていただいた。日本維新の会との信頼関係は、揺るぎないものでございます」と訴えた。
維新肝いりながら、国会議員の身分にかかわる内容ということで野党が猛反発し、秋の臨時国会に審議が先送りされた定数削減法案を、臨時国会で必ず成立させるのか、との問いには、「議員立法なので内閣総理大臣の立場からはコメントは控えないといけないが、定数削減法案についても、さきの選挙における自民党の政権公約に掲げられている。先の衆院選で国民のみなさまにたまわったご信任も踏まえ、自民党の政権公約、連立政権合意書の実現に向けて邁進(まいしん)してまいるつもりだ」と述べ、あらためて法案成立に意欲を示した。
一方、国民民主党の連立政権入りが取りざたされるなど、「連立拡大論」については「相手方の意向もあることで、コメントすることは控えたい」としながら、「政治の安定なくして力強い経済政策も外交安全保障も推進できない。そのために必要な対応は、常に考えている」と、思わせぶりに語った。

