自民党の高市早苗総裁(64)が、21日午後に行われる首相指名選挙をへて首相に就任することを見すえた閣僚人事をめぐり、財務相に参院議員の片山さつき元地方創生担当相(66)を起用する方針で最終調整していることが21日、複数の関係者への取材で分かった。

起用となれば、旧大蔵省時代を含めて、女性で初めての財務大臣となる。片山氏は自民党総裁選で、高市氏の推薦人の1人となり、支援していた。

片山氏は東大卒で1982年に旧大蔵省に入省。主税局調査課を皮切りに、主計局主査、主計局主計企画官などをへて、2004年、予算案の査定や作成に携わる主計局主計官を、女性で初めて務めた。2005年に財務官僚を退官し、「小泉劇場」と呼ばれた衆院選に自民党から静岡7区に立候補し、初当選し、国政に転じた。

片山氏は自身の公式サイトの「片山さつきストーリー」の中で、東大3年時に外務省の採用試験に合格していたことを明かし「『世界を飛び回る職業に就きたい』という希望があったので、大学を中退して外務省に入る道もありました」とした上で、当時の東大法学部長から「『東大法学部にもいろんな女子生徒がいるけれど、大蔵省に入れるのはあなたぐらいだよ。ちゃんと卒業して大蔵省に行ったほうがいい』と勧められ」たことで、方向転換したことを明かしている。

財務相に起用されることが正式に決まれば、片山氏は、第2次安倍政権で務めた地方創生相に続いて、2度目の入閣。当選回数は衆院1回、参院3回。