衆参両院の首相指名選挙で憲政史上初の女性の内閣総理大臣に選出された高市早苗首相は21日、第1次高市政権の布陣を決めた。新たに起用された木原稔官房長官が、官邸で会見し、新閣僚の名簿を発表した。

自民党総裁選で、高市氏陣営の「チーム・サナエ」でキャプテンを務めた自民党参院議員で、当選2回の小野田紀美氏(42)が、高市首相も務めた経済安全保障相のポストに抜てきされた。小野田氏は、外国人政策やクールジャパン、宇宙政策などの担当も兼務する。小野田氏は高市氏と思想信条が近い。

小野田氏は22年7月8日に奈良県で銃撃され死亡した安倍晋三元首相の生前最後のX(当時ツイッター)に登場する。安倍元首相は死亡前日の7月8日午後9時11分、「自民党公認のみで戦い抜く小野田紀美候補。厳しい闘い、彼女の鋼の信念に会場は燃えました。

日本を守り抜く小野田紀美候補に力を 宜しくお願いします」とつづり、小野田氏の演説に参加している写真をアップ。当時、小野田氏は参院選岡山県選挙区で2度目の立候補中だった。

小野田氏は安倍元首相の当該投稿に対し7月11日に返信。「『絶対にこの選挙区、圧倒的に勝たねばなりません。そういう風になってはじめて、日本を守っていく政策を強力に押し進めていく事が可能となる』頂いたお言葉を刻み、戦い抜きました。本当に沢山の票を託して頂き、大切な議席を預かりました。決して折れず、日本を守り抜くお約束を果たして参ります」と力強くつづっていた。

小野田氏は米イリノイ州シカゴで生まれ、岡山県で育った。父は米国人、母は日本人。拓殖大卒業後、ゲーム、CD制作会社に勤務し広報、プロモーションを担当。その後、東京都北区議をへて、2016年参院選岡山選挙区に自民公認で立候補し、初当選した。

これまで法務や防衛の政務官、参院の外交防衛委員長や内閣委員長、自民党のネットメディア局次長などを歴任している。