国民民主党の玉木雄一郎代表は、衆院選(27日公示、2月8日投開票)に向けてスポーツ各紙のインタビューに応じ、X(旧ツイッター)を中心にしたSNSでの発信にこれまで以上に力を入れるとし、「双方向を心がけ、『常につながっている選挙』をやっていきたい」と、意欲を示した。
玉木氏は、「ツイ廃」と呼ばれるほど、SNSを駆使した発信で知られる。今回の衆院選でのSNS戦略について問われ、「TikTok」を含めたツールを駆使する考えを示しながら「いちばん身近に発信してよく使っているのはX。Xはしっかりやっていきたいし、すべてのSNSに共通するが、一方的な方針ではなく、できるだけリプライをしたい」と述べた。「『いいね』から始まって、返信したり双方向を心がけたい。リアルタイムでいただいた声を、場合によっては追加公約にするなど、(有権者と)常につながっている選挙やっていきたい」と述べた。
「ツイ廃」といわれることを念頭に、「『玉木、寝ろ』と言われないようにしたい」とも語った。
20日から、衆院選に向けた街頭演説をすでに始めており、聴衆には「切り抜き職人になってほしい」と呼び掛けた。その意図について「短期決戦だし、雪国では、なかなか(街頭に)集まるのが難しかったり、ポスターを張っても雪で見えなかったりするので、今までより、SNSの役割は大きくなる」と主張。「(党として)クラウドファンディングをやっているように我々にはお金がないので、出した情報や動画を切り抜いて拡散の協力をぜひやっていただきたい。みんなで拡散の勢いをつけていきたいという思いで呼び掛けた」と述べた。
昨年末、高市早苗首相との間で、26年度予算案をめぐり年度内の早い時期の成立や、「年収の壁」103万円の178万円への引き上げなど党の肝いり政策も含めて合意したにもかかわらず、今回の高市首相の奇襲解散で、年度内の26年度予算案成立は困難になった。玉木氏は「野党としては、あそこにサインするのには覚悟がいったが、物価高騰に苦しむ国民のみなさんに政策の効果を届けたいと思って、予算の年度内成立も含めてサインした。それができないタイミングで解散したことには正直驚いたし、残念だった」と、高市首相の判断をそう評した
その上で「政局、選挙最優先の政治ではなく、あくまで国民生活最優先、経済最優先の政治に変えたい。それは1つの争点だと思う」と述べ、「昨年の参院選の時と比べ、与野党の枠組みは大きく変わった、予算を伴う法律を提出できる権限を持つような規模の政党で、まったく変わっていないのは我々だけだ」と述べ「ブレずに、対決より解決の結党以来の理念を貫きながら。政局選挙中心の古い政治から政策最優先の新しい政治に変えようということを訴える選挙にしたい」と語った。
高市政権との距離感をめぐっては、「選挙が終わって、本当に(26年度予算案が)年度内成立できるのか、よく見極めて判断したい」とした上で、「(現在は)信頼関係が崩れたとは言わないが、揺らぎますよね」と苦言を呈した。

