高市早苗首相(自民党総裁)は与野党7党首によるフジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」(日曜午前7時30分)の生討論に出演。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設をめぐる「中道改革連合」の野田佳彦共同代表の見解に対し、チクリと指摘をまじえながら追及姿勢を示した。

「中道」に合流した立憲民主党は、これまで辺野古移設に反対の立場を示してきたが、公明党は連立政権時代に移設を支持しており、辺野古移設に関する中道の見解は整理されていない。24日に行われた「ニコニコ」の党首討論で見解が問われた野田氏は、「県民の声を踏まえながら対応するというのが最大公約数」と述べ、賛否に関しては「慎重な立場だ」とぼかして答えた。辺野古移設に関する党の立ち位置は、衆院選を前に中道の「アキレス腱(けん)」となりつつある。

野田氏はこの日、公明党との間で辺野古移設をめぐる見解の整合性がとれるのか問われ「取れます」とした上で「取れますが、政調会長間で詰めてきましたが、この(衆院)解散には間に合わなかった」と、釈明した。その上で「引き続き党内でしっかり議論して、普天間に集中している危険が集まっている状況を変えていかないといけないのは間違いないが、辺野古で本当に代替できるのか。滑走路の長さや地盤の問題がありお金がかかりそうだし、何十年もかかりそうなので、そこは丁寧に、合理的なことができるかどうか今は…」と述べたところで、コマーシャルに入った。

コマーシャル明けに再び発言機会を与えられた野田氏は、日米同盟に関する主張を展開。一方、高市首相は、辺野古移設をめぐる中道の立ち位置について、「はっきりしていただかないと、本当に日米同盟の信頼に関わりますよ」とチクリ。野田氏は「早急に、選挙が終わった後に結論を出したいと思っています」と述べた。