高市早苗首相(自民党総裁)は、衆院選(2月8日投開票)公示後、初の週末となった31日、静岡県と神奈川県2カ所を回り、党公認候補の応援を行った。

神奈川では、神奈川18区(川崎市の一部)の党公認候補、山際大志郎氏(57)の応援に入った。山際氏は岸田文雄政権の経済再生相だった2022年10月、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との接点が発覚したことを受けて事実上更迭され、前回2024年衆院選は小選挙区で落選し、比例復活当選した。

一方、高市首相をめぐっては、首相が代表を務める自民党支部が開いた政治資金パーティーに関し、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体がパーティー券を購入した疑いがあると、「週刊文春」が報じている。野党からは説明を求める声が相次いでいるが、高市首相からこれまでに明確な説明はなされていない。

山際氏は現在、高市執行部となってメンバーが一新された党税制調査会の小委員会の委員長を務めるなど、首相の信頼が厚い。高市首相は「税制調査会については、私は小委員長のポストにこだわっている。小委員長が実務的にすべてをとりまとめる重要ポストで、何とか山際さんを、と税制調査会長に頼みました」と明かし、「なぜか。大きな政策転換に、柔軟に応じてくれるからです」と、信頼感をアピールした。

一方、山際氏は「政権選択選挙の究極の争点は、高市さんをこの国のリーダーとしてお認めいただくか、そうでないかということ。私を応援していただくことが、高市さんを引き続き総理大臣にしていく唯一の手だ」と訴え、支持を訴えた。

この日、高市首相、山際氏ともに、旧統一教会問題に関しての発言はなかった。演説会には、3000人近い聴衆が詰めかけた。

神奈川18区には、国民民主党前職、西岡義高氏(48)、中道改革連合の前職、宗野創氏(33)、共産党新人、八巻陽子氏(52)、参政党新人、藤田修一氏(59)、日本維新の会の新人、横田光弘氏(68)も立候補している。