小泉進次郎防衛相は16日の衆院本会議で、現役自衛官が12日の自民党大会で君が代を歌唱したことに自衛隊法抵触の疑いも含めて批判が強まっている問題について問われ「職務ではなく、私人として国歌を歌唱した」との認識をあらためて示した。
「法令で定める政治的行為には該当せず、自衛隊法に違反するものではありません」とも訴えた上で、当該隊員の党大会出席を自身に把握できていなかったとして「今後は幹部への報告や、関係部署の情報共有を徹底して参ります」と訴えた。
中道改革連合の吉田宣弘議員の質問への答弁。
吉田氏は、自衛隊61条で自衛隊員の政治的行為が制限されていることなどに触れながら、「自衛官や自衛隊がこれまで積み重ねてきた、国民のみなさまに信頼していただくための努力に、傷が付きかねない事態だと思う」と、今回の事態を問題視。「小泉大臣は参加について事前に知り得る立場にあり、参加の是非を判断できる立場にあった。知った時点で問題意識を持たなかったのか」とし、認識をただした。
連日、国会でこの問題を追及されている進次郎氏は答弁で、「今回の自衛官の歌唱は、職務ではなく私人として国歌を歌唱したもので、法令で定める政治的行為には該当せず自衛隊法に違反するものではありません」と従来の見解をあらためて主張。その上で、「今回の歌唱に関しては、私が事前に報告を受けていなかった」と述べ、「私を含む幹部への報告や関係部署の情報共有について反省すべき点があった。自衛隊の活動に対する国民の理解を得る観点からも、今後は幹部への報告や関係部署の情報共有を徹底してまいります」と述べた。

