<1>史上最多8勝のアンドレ・ファーブル調教師
フランスを代表する調教師、アンドレ・ファーブル師はこれまで凱旋門賞で断トツの8勝を誇る。
87年トランポリーノで初勝利を挙げると、92年スーボティカ、94年カーネギー、97年パントレセレブル、98年サガミックス、05年ハリケーンラン、06年レイルリンク、19年ヴァルトガイストと計8勝。
今年は、同じ舞台の前哨戦フォワ賞を制した4歳牝馬プラスデュキャルゼルが出走を予定している。
<2>史上最多6勝のランフランコ・デットーリ騎手
世界的名手のデットーリは凱旋門賞で最多の6勝を挙げる。95年ラムタラで初勝利を挙げ、01年サキー、02年マリエンバードで連覇。15年ゴールデンホーンに続き、17、18年はエネイブルで自身2度目の連覇を果たしている。
ちなみに、01年サキーが後続につけた6馬身差は、凱旋門賞史上最大着差の勝利(他に56年リボー、65年シーバード)。
なお、同騎手は今年限りでの引退を表明しており、今回が最後の凱旋門賞騎乗となる。
<3>11年レコードVのデインドリーム
単勝27倍の伏兵デインドリームがG1・3連勝で制覇。5馬身差で圧勝し、2分24秒49のレコードを記録した。騎乗したシュタルケ騎手はドイツ人ジョッキーとして初の凱旋門賞V。ドイツ生産馬も初Vとなった。
なお、直前に社台ファームの吉田照哉代表が同馬の所有権の半分を取得し、共同所有となっていた。