今年、突如“就活”に励み出したのは、後期高齢ギャンブラーのH氏(70代後半)。「実は今、就活しているが、なかなかいい仕事がなくてさ。でも働いて、働いて軍資金を稼ぎ、生涯現役で競馬を楽しみたい。人生100年時代。“終活”もいいけど、俺は“就活”だよ」。
聞けば、30年来の競馬仲間(70代前半)が某温泉のリゾートバイトで生き生きと働く姿に刺激を受けたとか。「彼はつい最近までWIN5でひと山築こうと馬券研究に没頭していたが、『競馬で稼げないことが分かった』と言い残し、住み込みで働き始めたんだ。食事の支度に風呂掃除、シーツ交換と、くたくたになるまで働いているが、実にいい顔をしていた。で、『汗して働いてこそ運もやってくる』と思い立ち、就活を始めたって訳だよ。がははは」。
H氏は約50年ぶりの就活にも意欲的。「ハローワークで相談し、シニアのバイトアプリにも4件登録。聞いた話じゃ、求人が多いのは1月と3月らしい。で、期待して応募したら高齢で門前払いのケースが多くて。オファーをくれた警備会社もあったが、持病のある俺じゃ、この寒空での警備にはとても耐えられないだろうし…。高齢者の就活は甘くないよ。とほほほ」。
ちなみにH氏の希望はマンション管理人、給食センターの調理補助、ネット通販の倉庫管理だとか。「自宅近くでマンション管理人の仕事があったが、面接で落とされた。勤務日が金土日月だったから、1度競馬(JRA)から離れ、頭を冷やすのにいい機会だと思ったんだが…。JRAとは縁が切れない運命なんだよ、俺は。むふふふ」。
というわけで、今も就活真っただ中のH氏。人気の選挙バイトも落とされ、年金以外の収入源は皆無だけに、ここは腐れ縁のJRAで当面の生活費を稼ぐしかない、らしい(笑い)。「根岸Sと言えば、第1回(87年)を制した牝馬のグレースシラオキ。なら、節目の今年(40回目)も牝馬のマピュースでしょ」。
予想が単純すぎるH氏ですが、後期高齢などどこ吹く風で就活に燃える生きざまはアッパレ。これからの高齢ギャンブラーはこうありたいものですね!




