今年のヤングジョッキーズシリーズは今日の浦和が東日本地区のトライアルラウンド最終戦。先週の川崎を終えた段階での1位は地方競馬所属騎手、JRA所属騎手ともに突出したポイントではなく、しかも浦和での騎乗がない。今日の騎乗騎手は全員にまだファイナルラウンド進出のチャンスがあるだけでなく、1位通過の可能性すら残されているという大混戦だ。

1着には30ポイント、2着でも20ポイントが与えられる。浦和に出場の9人の地方所属騎手のうち、49ポイントで4位の菅原涼太騎手、40ポイントで5位の大木天翔騎手、36ポイントで8位の池谷匠翔騎手、33ポイントで9位の関本玲花騎手は1鞍の騎乗だが、4人とも小差。暫定1位の56ポイントを自力で上回れる。38ポイントで6位の及川烈騎手、32ポイントで10位の仲原大生騎手の2人は1鞍でも勝てば1位の可能性がある位置にいながら2鞍に騎乗と有利な状況。また16ポイントで14位の室陽一朗騎手、6ポイントで18位の中島良美騎手、5ポイントで19位の七夕裕次郎騎手はかなり厳しい位置だが、3人とも地元の浦和とあって2鞍に騎乗。2連勝なら大逆転での1位通過まであり、誰がファイナリスト(4位以内)になるのかはまだ分からない。【牛山基康】