夏の北海道シリーズが開催中。今回の「ケイバラプソディー ~楽しい競馬~」では、2年連続で開幕の函館出張となった舟元祐二記者が、函館名物のウッドコースを体験。札幌にはない施設、東西トレセンよりも涼しいという唯一無二の利点を実際に味わった。そしてしっかり筋肉痛へと至った。
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まず函館への愛を語ることにします。夏の北海道出張は中央競馬担当の醍醐味(だいごみ)で、私は1、2年目が札幌。3年目に函館→札幌という日程で、この時に仕事では初めて函館出張と相成りました。そして4年目の昨年、5年目の今年は函館オンリー。母方のルーツがある当地に毎年仕事でも来ている状況です。中央競馬記者の中では函館派、札幌派と派閥があり、僕は函館派の末席を汚させていただきます。
函館競馬場の特徴といえばウッドコースと馬の温泉。今回は前者に触れます。一番外側のコースが芝ですよね。その内がダート、そしてウッドという順番で構成されています。現在のウッドは98年(平10)に新設工事されました。チップは杉100%らしいです。同場の施設整備課の植地昌行課長に許可をいただき、足を踏み入れることができました。めちゃくちゃふかふかです。その分、踏ん張らないといけないため、かなり足にきますね。負荷が。
裏函(うらはこ)。関係者では周知の言葉で、札幌開催が始まっても函館で滞在調整をして、週末に札幌へ行く組のことを指します。札幌までの輸送時間はおよそ5時間。それでも裏函組は多いです。札幌は芝とダートのみ。ウッドがある函館で夏を過ごす陣営は多い。植地課長も「函館で調整する理由はそれがほとんどではないでしょうか。札幌への輸送をもってしても、ここで調整をしたいというのは間違いないと思います」と受け止めています。
昨年はコガネノソラ(クイーンS)、サトノレーヴ(キーンランドC)が最終追い切りを函館で行ってから札幌へ輸送、そして重賞Vを果たしました。さて、今年はどうなるか。札幌開幕が楽しみです。またウッドでの調整を夏の灼熱(しゃくねつ)の東西トレセンではなく、涼しい北の大地でも行えるというのは函館の大きな利点。暑熱対策が急務とされている昨今、涼しいかつ、ウッドのある函館の重要性はどんどん増していくものだと感じます。「いたたたた…」。早速筋肉通が両太ももにきました。函館の温泉で癒やすことにします。
(ニッカンスポーツ・コム/競馬コラム「ケイバ・ラプソディー~楽しい競馬~」)





