無敗の白毛馬ソダシに初めて土がついた。桜花賞に続く2冠を狙い、単勝1・9倍の圧倒的な支持を受けたが、直線で伸びず8着。吉田隼騎手は「我慢することをやってきましたが、距離なのか」と唇をかんだ。

逃げ馬不在の展開。ハナをうかがう内クールキャット、外ステラリアの2頭を行かせ、好位に控えた。外から各馬が進出した3、4角は馬群のインで脚をため、直線勝負にかけたが、伸び切れなかった。須貝師は「序盤で併せ馬の形になって引っ掛かったね。その分の力みが最後に出てしまったのかな」と振り返った。

敗れはしたが、ぬいぐるみを完売させるなど、ソダシフィーバーを起こし、春の牝馬クラシックを熱狂させた立役者。須貝師は「応援してくれた皆様に感謝しています。馬はよく頑張ってくれたし、週末に北海道へ放牧に出して、ゆっくりさせてあげたい。これが競馬ですね。本当に強い馬はどんな展開でも勝つ。またどこかで挽回したい」と笑顔でソダシをねぎらった。【木南友輔】