今年の新潟開催初日となった7日の新潟4R(障害未勝利、芝2890メートル)でフォッサマグナ(セン6、黒岩)が衝撃の大差勝ちを決めた。

伴騎手を背に好ダッシュからハナを奪い、道中は後続を引き離した1人旅。2着ブルームラッシュに5秒1差をつけ、独走でゴールを駆け抜けた。勝ちタイムは3分6秒7。2着に5秒以上の差をつけたのは20年6月14日の阪神1R(障害オープン)ブレイクスピアー(5秒6差)以来となった。過去には92年の中山大障害でシンボリクリエンスが2着に8秒6差の大差をつけたことがある。

フォッサマグナは1月の小倉で初障害(4着)を走り、今回が障害転向2戦目だった。藤沢和雄厩舎でデビューし、デビュー2戦目に共同通信杯(4着)へ挑んだ素質馬(1着ダノンキングリー、2着アドマイヤマーズ)。前走後に厩舎解散にともない、黒岩厩舎へ転厩していた。この中間から新たに管理する黒岩師は「藤沢先生から引き継いだ馬で勝ててうれしいです。粗削りではありますが、能力の高さは言うことがありません。上の舞台で戦えるように調整していきたいです」と話した。