重賞3着2回のアネゴハダ(牝3、佐々木)が一変をはかる。葵S(G3、芝1200メートル、28日=中京)に向け25日に追い切られ、坂路4ハロン52秒6-11秒8を計時。回転の速いフットワークで絶好の伸びを見せた。佐々木師は「調子が良くないと出ない時計。切れが出てきた。一番良かった時にだいぶ近づいてきたし、体が違う。(抽選を突破して)出られたら好勝負になる」と強気な言葉に自信をにじませた。

芝1200メートルでは小倉2歳S3着の良績がある。桜花賞15着からの巻き返しへ期待は大きい。「前回は距離が長かった。今は1400メートルまでの馬だと思う。最近はスタートも速いし、馬も嫌がらなくなって、どんな競馬でもできるから」。過去10年の連対馬20頭のうち、牝馬が7割の14頭を占める一戦。初タイトル奪取のチャンスだ。