1番人気のエミリーアップジョン(J&T・ゴスデン、父シーザスターズ)は2着に敗れた。スタート直後に脚を滑らせ、最後方を追走。直線は大外を力強く伸びたが、内を立ち回ったチューズデーをわずかに短頭差だけ及ばなかった。デットーリ騎手は「後ろすぎた。ライアン(ムーア)が内を走っていて、自分も内に潜り込みたかったが、できなかった。とてもアンラッキーな敗者です。彼女が勝つべきだった」と痛恨のレースを振り返っている。

2着に敗れ、デビュー4戦目で初黒星を喫しエミリーアップジョンだが、その評価は下がらず、逆に上昇している。大手ブックメーカー各社は今秋の凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月2日=パリロンシャン)へ向けた同馬の単勝前売りオッズを7・0~9・0倍に修正。「コーラル」社は単勝7・0倍のオッズをつけ、1番人気に浮上している。