フランスへ遠征中の大野拓弥騎手(35)が12日、フランス競馬初騎乗で見事に初勝利を挙げた。ノールシュルエルドル競馬場の1R(未勝利戦、芝1800メートル)でザビッグショート(牡3、清水裕夫、父シユーニ)に騎乗。7頭立てで軽快にハナを奪うと、直線も右ステッキ2発で後続を突き放し、鮮やかに逃げ切った。勝ちタイムは1分51秒31。

鞍上は「競馬場に着いてから馬場を歩いた際に、インコースの状態がよかったのを確認できたので、エージェントのダヴィ・ボニヤと相談をして、逃げるプランを立てました。少し気を抜く馬だとも聞いていましたので、そのあたりにも注意しながらうまく乗ることができたと思います」と振り返った。

大野騎手のフランス遠征は6月7日から8月30日までの予定。