1862年創設の欧州中距離王決定戦プリンスオブウェールズS(G1、芝1990メートル)は15日、英国のアスコット競馬場で行われる。

出走予定馬5頭の血統を馬番別に紹介する。

(1)ベイブリッジ 父ニューベイは、ドバウィ系の仏ダービー馬。母父マルチプレクスは、ダンチヒ系で仏G3・ラロシェット賞(2歳芝1400メートル)の勝ち馬。

(2)ロードノース 父ドバウィはミスタープロスペクター系で愛2000ギニー、仏ジャックルマロワ賞などG1・3勝。母父は芝7~10ハロンでG1・6勝のジャイアンツコーズウェイ。

(3)シャフリヤール 父ディープインパクト。全兄アルアインは皐月賞、大阪杯制覇。母ドバイマジェスティはエーピーインディ系でBCフィリー&メアスプリントの勝ち馬。

(4)ステートオブレスト ダンチヒ系の父スタースパングルドバナーは、10年欧州最優秀スプリンター。母父クワイエットアメリカンは米ダートマイルG1勝ち馬。母系からは英オークス&愛ダービー馬バランシーンなど多くのG1馬輩出。

(5)グランドグローリー 父オリンピックグローリーはダンチヒ系で欧州短距離G1・4勝。ミルリーフ系の母父デイラミはキングジョージ、BCターフなどG1・7勝。G2時代の98年プリンスオブウェールズS3着。