真夏の3歳重賞レパードS(G3、ダート1800メートル、7日=新潟)で、シダー(牝、本田)が父ホッコータルマエとの親子制覇を狙う。父は12年同レースで重賞初優勝を果たし、後に14年チャンピオンズC制覇などG1・10勝(Jpn1含む)を挙げた。偉大な血を受け継ぎ、10年前の父と同じ舞台で初タイトル奪取を目指す。

前走は昇級戦の2勝クラスを即クリア。押してハナに立ち、ラスト1ハロンで並ばれるともうひと伸びした。2走前は豪快な差し切り勝ち。多彩な戦法が能力の高さを表している。最終追いは6戦ぶりにコンビを組む藤岡康騎手を背にCウッド6ハロン84秒9-12秒4。鞍上は「パワーアップしているなという印象。バランスのいい馬です。ポテンシャルが高い。気ムラな部分があるので、その辺りをうまく持っていければ」と話す。3連勝でのタイトル奪取なら父にとって産駒のJRA重賞初勝利、シダーにとっても父に近づく第1歩となる。【網孝広】