デビュー19年目の丹内祐次騎手(36)が2番人気マイネルキング(牡、相沢)を初勝利に導き、現役44人目のJRA通算400勝を達成した。04年3月6日のJRA初騎乗から通算9591戦目。JRA重賞は5勝。

誰にでも分け隔てなく朗らかに接する鞍上を尊敬する同僚は多く、メモリアルには10人以上のジョッキーが祝福に集まった。その中には後輩だけではなく、柴山騎手や池添騎手など先輩ジョッキーも参加した。丹内騎手は「北海道で達成できて最高です。騎乗依頼に恵まれて感謝しています。100勝まで苦労したので、まさか自分が400勝もできるとは思っていませんでした。大した先輩じゃないのにこうして(ジョッキー仲間が)来てくれてうれしい」と満面に笑みを浮かべた。

最内枠から押していきハナを主張し、折り合いもスムーズ。4角から鞍上の手が動き始め、勢いをつけながら直線に向き逃げ切った。2着に1馬身1/4差で、勝ち時計は1分46秒7。