白毛のアイドルホース、ソダシ(牝4、須貝)が97、98年のエアグルーヴ以来24年ぶりの連覇を逃した。

ハヤヤッコ(牡6、国枝)との「白毛の競演」として大きく注目された一戦。1番人気に支持されたが、直線伸び切れず5着に終わった。純白の馬体は快晴の札幌競馬場に映えたが、ソダシファンの声援に応えられず、7つ目の重賞タイトルはお預けとなった。

吉田隼騎手は「よく頑張りました。前の馬が強かった。折り合いもいいし、状態も問題なかった。相手を褒めるしかないです」と脱帽した。

52キロの昨年から3キロ増えた重量55キロ。須貝師は「重量もあるかもしれないが、これで適性ははっきりした。1度放牧へ出して、マイルCSまでに1度たたくかどうかを決めたい」と話した。秋の大目標はマイルCS(G1、芝1600メートル、11月20日=阪神)になった。

もう1頭の白毛馬で9番人気ハヤヤッコは函館記念に続く重賞連勝を狙ったが、10着に敗れた。

JRAのレースに、複数の白毛馬が出走したのは史上初めてとなった。

勝ったのは3番人気のジャックドール(牡4、藤岡)。好位に控え、ゴール前で逃げ粘るパンサラッサを首差捉えた。JRA重賞2勝目で、勝ち時計は2分1秒2。

馬連(3)(4)930円、馬単(4)(3)1880円、3連複(3)(4)(9)4190円、3連単(4)(3)(9)1万5210円。

(注=成績、払戻金などは、必ず主催者のものと照合して下さい)