小倉2歳S(G3、芝1200メートル、9月4日)では新種牡馬グレーターロンドンの産駒ロンドンプラン(牡、宮本)に注目だ。

今夏の小倉開幕週の新馬戦を快勝。それ以来2カ月ぶりとなるが、動きはいい。24日の1週前追いでは新潟記念の有力馬フェーングロッテン(3歳オープン)に半馬身先着した。2頭とも担当する久保助手は「年上の方があおられてしまった」と苦笑いする。デビュー当時から「完成度が高かった」馬が順調に進化している。

父グレーターロンドンはG1級の素質と言われながら、18年中京記念(G3)での重賞初制覇を最後に引退。その母ロンドンブリッジは98年桜花賞2着馬で、同馬を担当していたのも久保助手だった。祖母ブリッジの印象を「初めて見た時から『全然違う』という馬だった」と振り返るが、その孫も素質は十分。小倉2歳王の座を手にするか。【岡本光男】