9月4日に韓国のソウル競馬場で行われる国際招待競走、コリアC(G3、ダート1800メートル)、コリアスプリント(G3、ダート1200メートル)の枠順抽選が1日、ソウル競馬場で行われた。

先にスプリントの抽選が行われ、日本のラプタス(せん6、松永昌、父ディープブリランテ)は12頭立ての9番枠を引いた。1番枠を希望して抽選に臨んだ三浦助手は「スタートは速いので9番でも大丈夫です」。ダートグレード4勝は1400メートルで挙げたものだが、一昨年の東京盃(Jpn2、ダート1200メートル)が0秒3差4着。海外初遠征初勝利を狙う。

ほかの外国勢は18戦8勝でオールウェザーの1200メートルでG3を制しているシンガポールのセラヴィ(牝6、M・クレメンツ、父ファイティングサン)が3番枠、32戦5勝で昨年と今年のチェアマンズスプリントプライズ(G1、芝1200メートル)で2着した香港のコンピューターパッチ(せん6、K・ティン、父エクシードアンドエクセル)が8番枠、9戦2勝でオールウェザーに限れば5戦2勝という英国のアナフ(牡3、M・アップルビー、父ムハーラー)が11番枠に入った。

また韓国勢は昨年のSBSスポーツスプリント(韓G3、1200メートル)と今年の釜山日報杯(韓G3、1200メートル)を制した17戦11勝のオマオマ(牡5、ソン・ムンギル、父アルゴリズム)が12番枠、今年のSBSスポーツスプリントを制した37戦11勝のモルフィス(せん7、イ・グァノ、父スティーヴンガットイーヴン)が7番枠などとなった。

続いてコリアCの抽選が行われ、日本のセキフウ(牡3、武幸、父ヘニーヒューズ)は13頭立ての4番枠となった。自ら引いた番号を確認した中辻オーナーは「外側がほしかったです」と、やや残念そうな表情。最内枠だった前走のジャパンダートダービーでは力を出し切れず10着に敗れたが、サウジダービー2着、UAEダービー8着に続く、3度目の海外遠征で海外初勝利を目指す。

日本以外の外国勢は38戦6勝で英国での2勝、香港での4勝すべてをオールウェザーで挙げている香港のキングスシールド(せん7、F・ロー、父スキャットダディ)が1番枠、27戦4勝で仏国在籍の3歳時にジャンプラ賞(G1、芝1600メートル)を制した英国のインテロジャント(せん7、J・チャプルハイアム、父アンテロ)が2番枠に入った。

韓国勢は前走のオーナーズC(韓G3、ダート1600メートル)を制した13戦11勝2着2回のラオンザファイター(牡4、パク・チョンゴン、父バイエルン)が10番枠、昨年のダービー馬で前走は釜山広域市長杯(韓G2、ダート1800メートル)を制した17戦12勝のウィナーズマン(牡4、チェ・ギホン、父マスケットマン)が6番枠、天皇賞馬イングランディーレの孫で昨年の大統領杯(韓G1、ダート2000メートル)を制した28戦10勝のシムジャンエコドン(牡6、シム・スンテ、父チグミスンガン)が11番枠などとなった。

なお発走予定時刻はコリアスプリントが午後3時35分、コリアCが同4時35分となっている。