20年の牝馬3冠馬デアリングタクト(牝5、杉山晴)が8月30日に栗東トレセンへ帰厩。始動戦に予定する9月25日中山のオールカマー(G2、芝2200メートル)に向け、翌31日には坂路で体をほぐした。

杉山晴師は「この夏は暑かったので心配していましたが、元気に帰ってきてくれました。(動きも)休み明けにしたらいい感じでした。オールカマーに向けてしっかりと調整していきます」と話した。

20年秋華賞を最後に勝ち星から遠ざかるが、前走の宝塚記念では一線級の牡馬を相手に3着。改めて地力を示し、秋の完全復活へ期待をふくらませた。師は「宝塚記念はよく頑張ってくれました。なんとかもうひとつ勝ちたいですね」と力を込めていた。