昨年7月2日の調教試験での落馬により腰椎を骨折して休養していた大井の大木天翔(かける)騎手(22=三坂)が8日、大井2Rをスーシーホーで勝ち、約1年2カ月ぶりの復帰初戦を勝利で飾った。

一時は引退も考えていたという同騎手は「けがをしたあとは、もう無理だという気持ちの方が強かったので、今日の方がデビュー戦よりも緊張しました。勝ててよかったです。またこれから頑張れます」と笑顔。ゴール後には「その前も膝の骨折と靱帯(じんたい)の損傷で勝てていなかったので、自然に出ました」と、20年7月29日以来の勝利にガッツポーズも見せた。