“新・伝説の新馬戦”を制したカルロヴェローチェ(牡、須貝)が出世街道を突き進む。土曜中京の野路菊S(2歳オープン、芝2000メートル、24日)に出走予定。

野見山助手は「欠点らしい欠点がない。まだソエが出たり化骨がしっかりしていないところもあるけど、新馬の時は追い切り3本ほどで競馬だったので(当時より)仕上がってもいると思う」と上積みを見込む。

初陣は近年の登竜門として名高い宝塚記念当日の新馬戦で、17~21年の勝ち馬5頭中4頭が重賞制覇を果たし、今年も2~5着馬がすでに勝ち上がっている。2馬身差完勝は価値が高く「コントロールが利いて瞬発力がある競馬をしてくれた」と内容も濃い。先々まで楽しみな逸材だ。