3冠馬の半弟インタクト(牡、矢作、父ハーツクライ)が25日の日曜中山芝2000メートル戦で初陣を迎える。兄コントレイルよりひと回り大きな480キロ台の馬体で、フットワークも雄大だ。武村助手は「馬は仕上がっている。扱いやすくておとなしい。カイバもよく食べる。まだ前向きさに欠けるところもあるけど、いい意味で考えれば折り合いはつく。距離が長い方がいいかも」と評価する。

兄の背中を知る福永騎手が手綱をとる。15日の1週前追い切りにまたがり、Cウッド6ハロン82秒6-11秒7で1歳上の半兄サンセットクラウド(神戸新聞杯出走)と併入。「ラスト1ハロンはもう少し動いてほしかったけど、だいぶ緩さもあるし、やっていって変わると思う。コントレイルもやっていって変わった馬だから。もう1段階、上がると思う」と上昇を見込む。偉大な兄がG1・2勝を挙げた舞台で、その真価を発揮するか。