3番人気のリベイクフルシティがゴール前差し切りを決め、南関東での今年最初の2歳重賞を制した。時計は1分12秒8(重)。デビューから無敗4連勝でのタイトル獲得となった。

キャリア3戦は先行ポジションの競馬だったが、この日は一転、後方寄り9番手の位置取り。直線を向くと馬場の真ん中に進路を求め、際立つ脚色で先団を捉え始める。残り100メートル、先に抜け出したポリゴンウェイヴを猛追し、最後に半馬身、きっちり捉えた。手綱を取り続ける和田譲治騎手(38)は「僕自身が興奮してまして。馬が強くて、最後しっかり走って、勝ってくれて、うれしく思います」。砂をかぶる競馬を経験し、結果を出したのは大きな収穫となった。「4戦4勝、本当に強くていい馬。これからも負けないよう、頑張って乗っていきます」と鞍上は締めくくった。宗形竹見師(46)も「これからもっと強くなる馬だと思います」と期待十分。次なる戦いへ視界は良好だ。【渡辺嘉朗】