デビュー38年目の柴田善臣騎手が3番人気ビルカール(牡、水野)で1着となり、JRA最年長勝利騎手記録を更新した。56歳3カ月7日での勝利で、岡部幸雄元騎手の56歳2カ月24日を14日上回った。

2番手につけ、直線では逃げたエコロレジーナと一騎打ち。ゴール前で首差捉えた。デビューから2戦騎乗し、3戦ぶりにコンビを組んだパートナーを初勝利に導いた。勝ち時計は1分9秒5。

柴田騎手は「昨日、勝利した場合は最年長ということで、表彰があるという話をいただき『元気に乗っていれば何とかなるかな』と返事をしたのですが、まさか1レースで達成できるとは思いませんでした。達成できて良かったです」と喜んだ。

名手・岡部元騎手の記録を更新。「大変恐れ多いです。皆様にご迷惑をおかけしながら、ここまで支えられながら、長く乗ることが出来ている。岡部さんの足元にも及びませんが、この勝利で少し近づけたかなという気持ちがします」と実感を込めた。