キーンランド社のノベンバーセール初日が行われた7日、ノーザンファーム(名義は吉田勝己氏)がこの日の最高額となる550万ドル(約8億2500万円)でミッドナイトビズー(牝7、父ミッドナイトリュート、タピットを受胎)を落札した。

ミッドナイトビズーは18年サンタアニタオークスなどG1・5勝を挙げ、20年の第1回サウジカップではマキシマムセキュリティの2着に入った牝馬。ノーザンファームはまた、今年のイスパーン賞、ムーランドロンシャン賞を勝った英国の牝馬ドリームローパー(牝5、父ロペデヴェガ)を270万ドルで落札。他にも重賞ウイナーのジュースター(牝4、父ノーブルミッション)を150万ドルで落札している。

ロードカナロアやダノンスマッシュ、ダノンスコーピオンなどを生産しているケイアイファームは18年のBCフィリー&メアスプリント覇者シャムロックローズ(牝7、父ファーストデュード、カーリンを受胎)を300万ドルで落札。

社台ファームは日本産馬を父に持ち、姉と妹がG1馬のスパニッシュラブアフェアー(牝4、父カラコンティ)を60万ドルで落札。追分ファーム(名義は吉田晴哉氏)はギフトリスト(牝4、父ベイテッドブレス)を75万ドルで落札した。