3歳と古馬の牝馬が激突するエリザベス女王杯(G1、芝2200メートル)は13日、阪神競馬場で行われる。
波乱は前から-。ローザノワール(牝6、西園正)に騎乗する田中勝騎手が“逃走宣言”だ。「何も考えることはないよ。やっぱりハナだよね」。昨年末のディセンバーSで逃げ切ってから6戦連続でのコンビ。3走前のヴィクトリアマイルでもゴール直前まで逃げ粘り、最低18番人気から4着とファンをざわつかせた。「多少速くてもいい。ペースよりもリズムが大事」と力がこもる。
前走府中牝馬Sでは15着と大敗。スタート直後につまずき、先頭へ立つまでのロスが大きかった。「前走はつまずいたのが痛かった。マイルだと他に速い馬もいるし、距離の壁はないと思うから2200メートルもいい。雨も大丈夫」と初距離、馬場悪化を歓迎した。昨年のエリザベス女王杯は差し決着も、18、19年には逃げたクロコスミアがいずれも2着と波乱を起こした。「一発頑張ってほしいね」。ベテランの無欲の逃げが不気味だ。

