船橋競馬場で30日(水)、第68回クイーン賞(Jpn3、1800メートル)が行われる。牝馬限定のハンデ重賞にJRAを含む各地の有力馬が出走。トップハンデの実力馬が貫禄を示すのか、新興勢力が軽ハンデで台頭するのか。一筋縄ではいかない一戦になりそうだ。

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一昨年の覇者で昨年も首差2着だった大井のサルサディオーネ(牝8、堀)は、現時点では12月22日浦和のゴールドC(S1、1400メートル)に向かう予定。回避となれば、今春にマリーンC、かしわ記念を連勝したJRAのショウナンナデシコ(牝5、須貝)に注目が集まりそうだ。トップハンデの57・5キロだが、7月のスパーキングレディーCで58キロを克服。3着止まりの秋2戦が物足りないとはいえ、2戦2勝の船橋に替われば反撃があっていい。

強敵はJRAのグランブリッジ(牝3、新谷)だろう。首差で惜敗した前走のJBCレディスCではショウナンナデシコに1馬身1/4差で先着の2着。それにもかかわらず、今回のハンデは54キロ。前走は2キロだった負担重量の差が3・5キロになった。関東オークス、ブリーダーズGCを連勝した伸び盛りの3歳馬。再度の先着もありそうだ。

浦和のリネンファッション(牝5、川村)は53キロでの出走。JRA所属だった昨年は55キロで8着に敗れたが、2キロ減で一発なるか。一昨年3着、昨年5着と健闘してきた大井のサルサレイア(牝6、堀)は3年連続で51キロ。展開が向けば末脚が侮れない。