五十嵐雄祐騎手騎乗の5番人気ニシノデイジー(牡6、高木)がJ・G1初挑戦でビッグタイトルを手にした。勝負どころで積極的に先頭に立って後続を突き放すと、そのリードを守り抜いた。勝ち時計は4分45秒9。

2歳時には札幌2歳S、東スポ杯2歳Sを制し、3歳ではクラシック3冠に皆勤。今年5月から活路を障害に求めると2戦目で初勝利を挙げ、この日が4戦目だった。

五十嵐騎手 本当にうれしいですし上手に乗れたと思います。1つ目の障害から少し危なっかしいところがありましたけど、課題の折り合いがうまくいきました。オジュウチョウサンを見ながら、後半はペースを上げていってうまく運べたと思います。もともと力がありますし、このメンバーでも引けを取らないと思っていました。(14年中山GJを)アポロマーベリックで勝たせてもらってから間が空きましたが、こうしてG1を勝てる馬に巡り合えてうれしく思います。オジュウチョウサンを楽しみに足を運ばれた方が多いと思いますが、これからは障害レース、ニシノデイジーも応援してください。

2着には好位で運び懸命に前を追った3番人気のゼノヴァースが入り、3着には後方から追い込んだマイネルレオーネが入った。

なお、断然の1番人気に支持され、今回が引退レースの絶対王者オジュウチョウサン(牡11、和田正)は道中先団につけ流れに乗ったが、3、4角のペースが上がったところで反応できず、直線伸びあぐねて6着に敗れた。

馬連(9)(11)1990円、馬単(9)(11)5770円、3連複(7)(9)(11)1万1210円、3連単(9)(11)(7)8万3310円。

(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)