オイシン・マーフィー騎手(27)がサウジカップデー開催(25日、キングアブドゥルアジーズ競馬場)に参戦することが決まった。ネオムターフカップ(G3、芝2100メートル)でミスドザカット(牡4、G・ボウヒー、父クオリティロード)とコンビを組む。6日、サウジC公式ニュースが伝えている。

同馬はこれまで6戦4勝。昨夏にフランス・ドーヴィルのG2ギョームドルナノ賞でアルハキームの5着という実績がある。前走は昨年11月のリングフィールド競馬場のリステッド競走を勝っており、短頭差2着だったアルジェが今年に入り、ドバイのG2アル・マクトゥームチャレンジ・ラウンド1を6馬身半差、G2アル・マクトゥームチャレンジ・ラウンド2を6馬身差で連勝している。

マーフィー騎手は3年連続で英国リーディングに輝いた若き名手だが、新型コロナウイルスのプロトコル違反および2度のアルコール検査失格などを犯したとして、BHA(英国競馬統括機構)から14カ月の騎乗停止処分を下されている。今月16日に騎乗停止処分が明けることになり、現在はニューマーケットで調教に騎乗する日々。日本のファン、競馬関係者にもおなじみのマーフィー騎手、その手綱さばきに注目が集まる。