今週の日曜東京メインはクラシックへの登竜門、共同通信杯(G3、芝1800メートル=12日)が行われる。

大先輩の背中を追う。鹿戸厩舎は朝日杯FS3着馬レイベリング(牡3)が厩舎の看板馬エフフォーリアに続く勝利を狙う。同厩舎は新潟2歳S2着馬ウインオーディン(牡3)との2頭出し。ワンツーフィニッシュもある布陣だ。

朝一番の坂路を駆け上がり、レイベリングは悠々と引き揚げてきた。元気があり余る全休日明けでも、落ち着いた歩き姿。鹿戸師は「普段から落ち着きが出た。状態はいいですよ」。好調を保証した。

キャリア2戦目、それも中2週のG1で3着に入った素質馬だ。当時は1~3番人気の上位決着だったとはいえ、内の先行馬が断然有利な馬場で外を回して伸びた。「能力は示してくれた。少しずつ大人になっているので、距離は持つと思います。今の時期の東京1800メートルは強い馬じゃないとこなせない、ごまかしの利かない舞台」。21年にはエフフォーリアが勝利し、年度代表馬まで上り詰めるきっかけとなったレース。後輩も、先輩に続けるだけの器だ。