3月から調教師に転身する福永祐一騎手(46)は、テンハッピーローズ(牝5、高柳大)に騎乗して6着だった。中団から馬群の間を突いてジリジリと脚を伸ばしたが、上位5頭には届かなかった。同騎手は「もうちょっとスムーズやったらきわどい争いになったのでは。状態は良かっただけに残念」と悔しそうだった。

福永騎手はこの日が阪神競馬場でのラストライド。8鞍に騎乗し、最高着順は2Rボナンザ、3Rアンクルブラックの2着だった。国内ラスト騎乗となる明日19日は、東京競馬場でフェブラリーSのオーヴェルニュを始め、8頭にまたがる。「(今日は)パドックでもお客さんが声をかけてくれてうれしかった。(明日は)着順は問わず、いい騎乗をしなければ。1レース1レース、いいレースができるように努めていきたい」と意気込んだ。