今月末で定年、引退となる東西5人の調教師が最後の週末を迎える。
笑顔の花が咲いた。美浦で唯一定年引退を迎える大江原師は、長男で蛯名正厩舎調教助手の勝さん、孫で騎手候補生の比呂さんから花束を受け取った。「早いね。本当に楽しかったね」。71年に騎手デビューし、97年から厩舎を開業。52年間の競馬人生を悔いなく駆け抜けた。
最後まで、思いは変わらない。「みんなそうしているし思っていると思うけど、ジョッキーには乗せてもらえるだけでありがたい、という気持ちを持ってほしい。調教師もできる限りチャンスを与えてほしいね」。騎手としてデビュー前に師匠が亡くなり、競馬人生は険しい始まりだった。地道にチャンスをつかみ、通算194勝、障害では春・秋含めて中山大障害3勝と実績を積み重ねた。だからこそ「最初はみんな一緒だから」と若手に騎乗機会を回し続ける。
今後は馬主(株)ORTEGAのマネジャーを務める。調教師として最終週は6頭の出走を予定。日曜中山12Rはエクセレントランに2年目の西塚騎手をまたがらせる。「中1週続きだけど今週は調整程度でうまくいった。エクセレントランでラストランだね(笑い)」。有終の美を、華々しく飾ってみせる。【桑原幹久】

