地方競馬教養センター第104期騎手課程の修了記者会見が18日、栃木県那須塩原市の同センターで行われた。今期修了の騎手候補生は11人。17日に免許試験の合否が発表され、全員が合格した。4月1日に免許が交付される。

北海道出身の宮内勇樹騎手(20=門別・川島洋)は4歳の時に「知り合いの馬主さんの誘いで」行ったという旭川競馬場で騎手の姿に感動。小6でジョッキーベイビーズに出場するなど早くから騎手を目指した。勝負服は「騎手になる夢を与えてくれた馬主さんが使用していたデザインからいただきました」。仏国のO・ペリエ騎手を「技術がすごいのはもちろん、世界中から愛されるキャラクターだから」と尊敬するだけでなく、将来の目標も「日本の悲願でもある凱旋門賞を取ることです」と力強く宣言した。「まだまだ未熟者ですが、自分の騎乗で多くの人を感動させられるように頑張りたい」。4月19日のホッカイドウ競馬開幕日のデビューを目指す。