伝説の予感がする-。リバティアイランド(中内田)が後方から鮮やかに差し切り、単勝1・6倍の断然人気に応えた。勝ち時計は1分32秒1。川田将雅騎手(37)は史上6人目の桜花賞連覇を達成。中内田充正調教師(44)はクラシック初制覇を果たした。5月21日東京のオークス(G1、芝2400メートル)にもつながる快勝で、まずは「1冠」を獲得した。

<桜花賞アラカルト>

☆最優秀2歳牝馬の勝利 21年ソダシ以来、2年ぶり11頭目。

☆川田騎手 22年スターズオンアースに続き2年連続3勝目。JRA・G1は22年阪神JFのリバティアイランド以来通算22勝目。14年から10年連続の勝利。

☆騎手の連覇 18、19年のルメール騎手以来、4年ぶり6人目。

☆中内田師 管理馬5頭目の出走で初勝利。これまでは19年ダノンファンタジー、20年クラヴァシュドールの4着が最高。JRA・G1は22年阪神JFのリバティアイランド以来、通算6勝目。

☆ドゥラメンテ産駒 22年スターズオンアースに続く2年連続2勝目。連覇は11~14年に4連覇したディープインパクト以来、9年ぶり5頭目。JRA・G1は22年ホープフルSドゥラエレーデ以来通算8勝目。21年から3年連続の勝利。

☆売得金 桜花賞の売得金は187億7801万4100円。前年比96・9%と微減。